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高校の3年間。短い時間です。
が、自分の将来をデザインしていこうとする生徒たちにとって、
この3年間がもつ意味はとても大きいでしょう。
彼・彼女らに何が提供できるのか、何を提供しなければならないのか、
わたしたちは自問自答を繰り返しています。
大学進学の"切符"を手に入れる力を身につけたい―
この生徒たちの思いに、わたしたちはもちろん全力で応えます。
ハイレベルの授業、受験対策演習、進学補習、少人数制の選択授業、
チェックテストや早朝テスト、進路・学習カウンセリング、
土曜日を利用した学習会、そして、きめ細かな個別指導、
花園高校には長年の経験に裏付けられたノウハウがあります。
しかし、強調したいことは、「自学の力を育てる」という、
学習指導全体を貫くわたしたちの考え方です。
学習計画を立てる、その計画に沿って自分をマネージメントする、
授業で提供される知識を自分で編集して活用する、
わたしたちはこうした学びをサポートします。
なぜ、「自ら学ぶ」ことを重視するのでしょうか?
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今、わたしたちは激しい変動の中に生きています。
この変動は、世の中のシステムやルールをどんどん組み換え、
様々な歪みやきしみを生み出しています。
たとえば、雇用問題や、格差―貧困の広がり。
将来を考えるとき、生徒たちはこうした問題と向き合わざるをえません。
問題を解決するにはどうすればよいのか、
自分はだれのために、あるいは、だれとともに、
何を実現するために働くのか、
次から次へと難しい問いが立ち上がってきます。
しかし、この問いに答えようとすることが、
進路を切りひらくこと、よりよく生きることにつながるのではないでしょうか。
言うまでもなく、答えは自分で見つけるしかありません。
だれかにおまかせ、とはいかないのです。
そのために、学び続けることが必要になるでしょう。学校を出てからも。
求められているのは、問題を発見し、分析し、解決のために行動できるような「知性」の獲得です。
学び方はいろいろでしょうが、大切なのは、目的意識、
そして、氾濫する知識や情報から必要なものを引き出して活用する力です。
わたしたちは、そうした力の基礎を高校で築いてほしいのです。
だからこそ、自主性を大切にし、
自分の進路を切りひらいていく「たくましい学力」を育てたいと考えているのです。
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ずいぶん、「自分」ということを強調しましたが、
この「自分」は、梅干しの種のような、固い殻に覆われた核ではありません。
他の人々との関係の中でつくられる、フレキシブルで、開かれた存在です。
たとえば、働くことは、それ自体社会的な関係に入っていくことですし、
様々な問題に取り組むためには、いろんな人たちとのネットワークが必要です。
このネットワークは、お互いの自発性と多様性(ちがい)を尊重し、
生きた情報を交換し、柔軟に問題に対応していくような人のつながりです。
その広がりは、社会を変えていく可能性を持っています。
このような「関係性」に目を開くことは、進路を考えるためにとても重要です。
学習に対する目的意識やモチベーションを高めることにもなるでしょう。
クラブ活動、学校行事、ボランティア活動等への参加、
学外の人々の授業参加、人権学習や国際交流活動……、
花園高校は、生徒が人とのつながりや社会との関係の中から学ぶ機会を数多く設けていきます。
そして、何より、教職員もまた、<教える―学ぶ>ことや、
働くことの意味を問い続ける集団として、生徒たちを支援したいと考えています。
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高校の3年間を通じて、生徒たちはあらゆる面で本当に大きく成長します。
わたしたちは、そのエネルギーに間近で触れ、驚き、感動します。
ですが、成長とは変化であり、変化は不安定な状態を生みます。
たとえば、心身のアンバランスやストレスから生じる不調、
身近な人々との対立や摩擦、イヤだと感じる他者の排除。
成長はしばしば苦悩や迷いを伴います。
しかし、その体験は、彼・彼女らが自分の心や身体の発する声に気づき、
心身をマネジメントする力や社会的なスキルを身につけていく機会ともなるのではないでしょうか。
保健室、カウンセリング室、生活指導、そして相談窓口を中心に
(必要な場合は学外の専門家とも連携をとって)、
わたしたちは、生徒たちの成長を多面的にサポートします。