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Vol.01 禅語シリーズ① 静思

 

本校の建学の精神である「禅のこころ」を禅語を紹介しながら、日常生活や学習に結びつけて、わかりやすく説明したいと思います。

 

「静思」は、禅語ではありませんが、「禅のこころ」を表した言葉で、

「坐禅」と全く同じ考え方です。

 

本校の各教室には、第24代妙心寺派管長の古川大航老師の筆による「静思」が掲げられています。


「坐禅」は宗教の時間に本格的に行いますが、「静思」は普段の授業や集会など、

時や場所に合わせて、姿勢と心を整えています。

 

静かに姿勢と呼吸を整えることにより、

話し手や話の内容をありのままに受け入れられる心が整ってくるものです。


「禅のこころ」とは、物事にとらわれず、

何事にも惑わされな「本当の自分を」自覚することだと言われます。

 

本当の自分を自覚するために、静かに座ること、「静思」や「坐禅」に努めましょう。


先ず、静かに座って体を整え、呼吸を整えてみましょう。

 

そうすると少しは心が落ち着いてくるはずです。

 

しかし、本当に心は落ち着いてくるでしょうか。

 

心を整えるのは難しいことです。

 

頭であれこれと考えてしまい、物事にとらわれて、心は惑わされるばかりです。

 

このとらわれによって、たいていは自分を見失なってしまうものです。


少し心が落ち着いてくると、ゆったりとして、広い気持ちになります。

 

「自分とは何か、命とは何か」などと自問自答を繰り返すうちに、

やがて、「自分は、いま、ここに、こうして生きている」ことに気づくはずです。

 

これは、ぜひ、気づいて欲しいものです。


自分が命をいただいて、かけがえのない大切な存在として、いま、ここに、こうして生きている。

 

このことをじっくり考えると、心の底から、本当に不思議で、

有り難いという気持ちが湧きおこってきます。


この不思議で有り難いという気持が高まると、

自然に自分に内在する個性の輝きや無限の可能性に気づきます。

 

これが本当の自分だと気づいたとき、自分をよりよく活かし、自分を拓く力、

すなわち、生きる力となるのです。


「静思」や「坐禅」に努めることは、「禅のこころ」を自覚することであり、

「生きる力」となるものです。

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