

トップページ>学校紹介>@禅EDUCATION>Vol.02 禅語シリーズ② 一期一会
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「一期一会」(いちごいちえ)は、
「茶の湯の交会は、いつも一生に一度の会と心得よ」という茶道の極意を表した言葉です。
もともと禅語ではありませんが、茶と禅は「茶禅一味」といって、
茶道の極意と禅のこころは一つであると言われています。
茶の湯のことだけでなく、人生もすべて出会いです。
今日のこの出会いは、二度と返るとがない一生に一度の出会いです。
私たちは、さまざまな人や物事との出会いをくり返しています。
自分にとって都合の良い出会いならば、今日のこの出会いは良かったと言いますが、
多くは特に気に留めることもなく、うち過ごしてしまうものです。
もしかしたら、気づかないだけで、
人としての在り方や生き方が変わるような出会いがあったかも知れません。
そんな出会いを持つためには、
この出会いが「一期一会」と思える自分にまず気づかなくてはなりません。
そのために、「いま、ここ」に誠心誠意を尽くすことが肝心なのです。
出会いには、人との出会い、物との出会い、心との出会いがあります。
人との出会いで、失って始めて気づくことは、その人のかけがえのない人格と存在です。
会者定離といって、私たちは幾度となく出会いと別れをくり返しています。
誠意を尽くせば、必ずその時々に心に響く出会いに気づくものです。
物との出会いで、これも失って始めて気づくことは、自分の限りない欲望と執着です。
本来無一物といって、生まれた時は何も持っていなかったのだから、
今ある物は努力の結果与えられたものだと気づけば、物の見方や考え方も変わってきます。
心との出会いで、真心や真理に触れたとき、
本当の喜びとおおいなるものへの目が開かれます。
先ず、人の親切や思いやりに触れたときには、「ありがとうございます、おかげさまで」と、
そして、食事の時、自然の命をいただいて生かされている自分に気づいたときには、
「いただきます、ごちそうさま」と素直に言える自分でありたいのものです。
法句教の「人の生を受くるは難く、やがて死すべきものの、
いま生命あるはありがたし」は、まさに人生は一期一会であることを教えています。
「いま、ここ」に誠心誠意を尽くして、本来あるべき自分に気づきたいものです。