

トップページ>学校紹介>@禅EDUCATION>Vol.05 禅語シリーズ⑤日々是好日
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「にちにちこれこうじつ」と読みます。
禅語の中でもよく知られている言葉で、
床の間の掛け軸でもよく見かけます。
唐代の禅僧雲門和尚が、
修行のひと区切りに、
修行僧たちに今後の決意を問われました。
これまでの修行の成果はさておき、
明日以降の心境を一言で言ってみなさいというものでした。
誰も答えなかったので、
雲門和尚が代わって「日々是好日-毎日毎日がすばらしい日だ」と言われたとされています。
雲門和尚のように、
「毎日毎日がすばらしい日だ」と言い切ることがてきるものでしょうか。
自分にとって、
毎日が晴れ晴れと楽しい日ばかりで、
それがずっと続いて、
日々是好日と言ったのではありません。
人生には、
晴れの日あれば雨の日もあり、
また楽しい日もあれば辛い日もあります。
私たちは、
楽しいときには笑い喜び、
辛いときには泣き悲しみます。
この感情によって、
今日は良い日だとか、
悪い日だとか言います。
私たちにとっては良い日も悪い日も、
すべてがかけがえのない一時であり、
一日なのです。
正に一期一会なのです。
所謂悪い日とは、
悲しみや苦しみで心がいっばいになっている日のことです。
そのときは、
悲しみや苦しみにとらわれてしまって、
境遇や感情に翻弄されることが多いものです。
悲しいときは悲しみになりきり、
苦しいときは苦しみになりきる。
悲しみも苦しみも、
わが一期一会としてこそ、
「主人公」になることができるのです。
この世にあるものは、
すべてが変化して、
そして消滅していきます。
そのような道理の中で私たちは生きています。
だとすれば、
この道理にまかせきってしまえば、
好いも悪いもないことになります。
過ぎた過去をあれこれ悔やまず、
まだわからぬ未来に望みを託すだけでなく、
今、
此処にある今日を主体的に生きることによって、
毎日がどんな日であっても、
好日と受けとれるこころを開きたいものです。