学校長の溜 剛よりごあいさつ

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学校長よりごあいさつ

        

本校は「禅のこころ」を建学の精神として150年の歴史と伝統をもち、幾多の人材を輩出してまいりました。そして日本の近代化の流れの中でさまざまな貢献をしてきましたが、ここ数年間はさらに充実をはかり、新しい時代を創り担うことのできるたくましい知性と力を育てようと、さまざまな教育プログラムに取り組んでいます。生徒の皆さんが社会で活躍するのは21世紀の中頃になります。

その頃は地球環境問題やエネルギー問題を克服して、人類が更なる発展を遂げられるかどうかの正念場を迎えることになるでしょう。花園中学・高等学校ではこうした未来への予測を踏まえて、生徒達の将来を見据えた学校づくりをしています。                         

これからの社会で必要とされる力は、日常生活の中で問題に対して疑問を持つ「気づく力」、その疑問に対して仮説を「組み立てる力」、そして、多くの仲間と議論をかわし「行動する力」でしょう。今までは正しい答え、つまり正解を出すことだけが意味のあることとされましたが、問題発見力、自分なりの仮説を立ててみるといったことが大切になっています。

そこで本校では日常における授業で確かな基礎学力を身につけること、そして自学自習の精神と習慣を身につけて、学んだ内容を自身の基礎となる力にまで高められるように実践したいと考えています。

つまり花園中学・高等学校で「学ぶ力」とは記憶することで終わらせず、活きた智恵にまで高めるということです。それは自分を伸ばす力であり自分を活かす力であるとともに、社会に貢献することになるのです。

                          花園中学高等学校長   溜 剛

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