【Topic in depth】ディスカバリーコース3年生、サイボーグ昆虫が生まれる研究室へ!
大阪大学工学部 森島研究室へ訪問
”ホームページでもお伝えした『「サイボーグ昆虫」大阪大学工学部森島研究室訪問』をより深くお伝えします。
ディスカバリーコース3年生が、ミッションチャレンジの探究学習を進めているうちに発見した技術とは?”
8月21日(木)、本校のディスカバリーコース3年生が大阪大学吹田キャンパスの森島圭祐教授の研究室を訪れました。
生徒自身がアポイントメントをとり、自らの探究テーマを深めるために計画された今回の訪問は、教室を飛び出し、最先端科学の現場で学ぶ貴重な機会となりました。
「サイボーグ昆虫」との出会い
今回の訪問は、総合探究の授業で取り組む「ミッションチャレンジ」の一環です。
生徒たちは、「宇宙空間で人類が持続的に生活する環境」の実現をテーマに研究を進める中で、森島研究室が研究する「サイボーグ昆虫」の技術に注目しました。
このユニークな研究は、生きた昆虫(ゴキブリなど)に超小型の電子機器やセンサー、さらには制御装置を搭載することで、
昆虫の動きを誘導・制御する「バイオ・ハイブリッド・ロボット」を開発するものです。
生徒たちは、この技術が宇宙空間での探査や環境モニタリング、メンテナンスロボットに応用できる可能性を探求するため、
事前に森島教授の論文を読み込み、21もの鋭い質問を準備して訪問に臨みました。
研究の真価に触れる:東南アジアでの災害救助
森島研究室では、アンドロイド昆虫の技術が、すでに地球上の現実的な課題解決に貢献していることも学びました。
特に、東南アジアなどにおける災害救助での活用事例は、生徒たちに大きな衝撃を与えました。
地震や土砂災害が発生した際、従来の大型ロボットやドローンでは、がれきの隙間や崩壊した建物の内部に侵入することが困難です。
しかし、アンドロイド昆虫は、その小型で俊敏な特性から、人が立ち入れないような狭い空間にも入り込むことができます。
生きた昆虫の驚異的なエネルギー効率を利用することで、バッテリー切れの心配も少なく、長時間の活動が可能です。
彼らは、小型のカメラやガスセンサー、マイクなどを搭載し、生存者の探索や二次災害の危険性評価に活用されており、実際に命を救う可能性を秘めた技術として期待されています。
実際にサイボーグ昆虫が動く様子がご覧いただけます。画像をクリックしてください。
最先端の体験と未来への対話
当日は、森島教授が一つひとつの質問に丁寧に答え、生徒たちの探究心に応えてくださいました。
また、研究室のラボを見学し、実際に機械化された昆虫を自分の手に乗せて、その繊細な動きを体験。コンピューターの操作で昆虫を制御するデモンストレーションにも挑戦し、最先端技術を肌で感じることができました。
さらに、博士課程や修士課程の大学院生の皆さまからも、研究のやりがいや苦労、研究者を目指したきっかけなど、
多岐にわたるお話を伺うことができ、生徒たちは進路を考える上でも大きな刺激を受けました。
花園中学高等学校は、今後も生徒の自発的な探究活動を積極的に応援し、教室の中だけでなく、
社会や世界に出て「本物」に触れる機会を創出していきます。
今回の訪問で得られた学びは、生徒たちが8月末の「プレゼン大会」で発表するだけでなく、将来、グローバルな課題を解決する人材として成長するための礎となるでしょう。