【卒業生インタビュー】堀川歌花さん(SGZコース3期生)「アフリカでスタートアップを立ち上げたい」

中学校(中高一貫)卒業生の声探究学習
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SGZコース3期生の堀川歌花さんが、この9月よりハンガリーの大学に進学されました。

進学先:Széchenyi EgyetemUniversity of  Győr (Bachelor in International Relations)

今回進学前の多忙な時期ではありましたが、伏木先生(ディスカバリーコース統括)とオンラインでのインタビューが実現。

探究学習の成果が未来に結びつく過程をお話しいただきました。

聞き手:ディスカバリーコース統括 伏木陽介


探究活動が将来に与えた影響
伏木先生:卒業した現在、花園中学高等学校の5年間で取り組んできた総合学習・総合探究は、今の進路や自分自身にどんな影響を与えましたか?
堀川さん:一番影響が大きかったのは、4・5年生において探究として取り組んできた「リーダーシップ」の探究です。

授業で言われた課題として取り組むのではなく、自分がこれからなりたい人間像を考えながら自分自身が探究テーマとしてリサーチクエッションも含めて設定し、取り組んできたので、とても楽しく探究を行うことができました。

この経験があったからこそ、社会問題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」に興味を持つようになり、「起業したい」という目標も総合探究の中で見つけることができました。

*「リーダーシップ」の探究:堀川さんは、リーダーシップとはなにかというテーマを探究学習に取り上げました。

その成果を龍谷大学のゼミでも発表しました。


「熱意」を持てるテーマを持ってほしい
伏木先生:後輩に探究活動の面白さや、困難を乗り越えるためのアドバイスを伝えるとしたら、何を一番に伝えたいですか?
堀川さん:一番大事なのは、テーマへの「熱意」だと思います。もしグループでやるなら、全員が心からやりたいと思えるテーマを選ぶべきですし、トコトン話し合うことも時には大切です。

個人探究はそれこそ、自分自身で取り組めることをしっかりと考え、納得いくテーマを設定することが、探究においては何より大切だと感じました。
また、困った時はすぐに先生に聞くのではなく、まずは自分で試行錯誤してみることです。


自分でアポイントを取って、校内において先生方にアンケートの許可をいただくなど、やり方を教わっていない状態で自ら動くのは大変なこともありました。

でも、そういう未知数なことに自分自身が動き何事も体験するといった経験は将来必ず役に立つと思うので、失敗を恐れず、色々なことにぶつかっていく方が楽しいし、記憶に残るはずです。

また、グループ探究では時々、やる気がある人ほど、「なんでやってくれないのだろう」と、イライラしストレスを溜めてしまうこともあります。

でも、そこは「私がここまで引き上げるのも探究の一つ」と割り切る、覚悟して周囲に理解してもらうこともとても大事なことだったと今強く思います。

重い内容や、手間の掛かること等をあえて自分が引き受けたり、メンバーに活動内容を理解してもらい、協力をしてもらうなど、最終的に一部のメンバーに責任や活動内容が偏ることの無いよう、

全員で成果物に取り組むように工夫しました。


そうすることで、そのようなことも工夫も含め、周りのメンバーも「自分が取り組んだ探究だ」とテーマを自分事として考えてもらえるので、

チームとしての一体感も増し、探究活動において一区切りを付けた時、参加したメンバー全員が、等しく達成感を味わえると思います。

これらの経験は今のチーム作りやプロジェクトを実施する際にも活かされています。


伏木先生:そういった探究活動を通じて、どんなスキルや力が身につきましたか?
堀川さん:とても多くのスキルや力、見えないものも含め多くのことが花園探究を通じて身についたと感じています。

特に一番大きかったのは「自信」です。大学生や大勢の大人の前で発表したり、答えを出すために自分から動く経験を花園では多く得ることができました。

その過程で「ここまで自分はできるんだ」「こんなことまで出来ているんだ」という自信がつきました。

そのおかげで、今は興味のあるアフリカへ行って現地の人と話すことなども、この経験から来る自身が可能にさせてくれるのではないかと感じています。

この花園探究で得た経験が、次に挑戦する時も自分を助けてくれる、そう思えるんです。


 「花園の先生方は伴走してくれた」
伏木先生:探究活動における教員の役割について、どんなサポートがあると助かりますか?
堀川さん:私は自分で進めたい性格なので、普段は少し見守ってくれるくらいがありがたいです。

ただ、生徒だけでは難しいフィールドワークやイベント企画など、社会と関わる活動をやりたい時には、ぜひサポートしてほしいです。

生徒では難しいことでも、先生が協力してくれると実現できることがあるのでそのようなスタンスで自分の探究に伴走してくれた、花園の先生方には本当に感謝しています。

今後もそのように生徒の探究や日常に寄り添い続けてもらいたいと思っています。


「強み」を知ることができた
伏木先生:探究活動を通して獲得した、自分の強みはなんだと思いますか?
堀川さん:花園の探究活動をとおして獲得した「強み」はとても多くのものがあると思いますが、その中でも自分の場合は「コミュニケーション能力」と「行動を伴った計画力」だと思います。 

初対面の人とも臆することなく話せるので、人間関係を築いた上で自分の考えを言語化し、質問をすることができます。

また、物事全体を見通して、「これが今必要だから、次はこれをやろう」とプロセスを組み立てて実行する力は、花園の探究活動を通して身についたと感じています。

アフリカでスタートアップを立ち上げたい
伏木先生:今後の目標や、将来の展望について教えてください。
堀川さん:私は今、アフリカの教育問題に貢献したいと考えています。日本では高校に行けなくても高卒認定資格がありますが、アフリカにはそういった制度がありません。

そこで、世界で通用するオンラインの「高卒認定資格」を立ち上げる企業を起業したいです。

AIが学習をサポートし、現地のお母さんたちが運営に参加する仕組みを考えています。

留学中の長期休暇を利用して現地調査を行い、クラウドファンディングで資金を集める予定です。今もそれに向けて動きを進めています。


堀川さん、ありがとうございました。これからのご活躍をお祈りしております!